2011年5月1日日曜日

最近読んだ本、今読んでる本

伊坂幸太郎「あるキング」

中村良夫「都市をつくる風景」
家族という絆が、それを包んでいる家や庭の姿と不可分であるように、町のたたずまいは、そこに生きる人のかけがいのない人生の舞台であり、コミュニティの肖像である。町の風景の崩壊はそのまま、市民の人生の記憶の抹殺であるだけでなく、地域社会の瓦解を意味するだろう。
少し前のことだけど、近所の神社が建て替わった。 昔ながらのステキな神社で、帰り道に歩くのが好きだったけど、高級マンションやオシャレな店舗を併設した、近代的な建物の神社になった。昔からこの地域に愛着を持っている人々にとっては、自分の記憶の一部がなくなったような悲しさが少しあると思う。一方で、新たに住む人や遊びに来る人が増えるなど、不動産・商業的には価値が上がるんだろう。

立花隆「天皇と東大」
難解で長い。。。