2008年10月5日日曜日

読書

「風の影」を読んだ。2回目。物語の所々に出てくる、「書物」に対する思い入れが感じられて好きだ。

今は、知り合いに薦められて、「日の名残り」を読んでいる。1950年代の英国の執事が旅をする話のようだ。まだ、読み始めたばかりだけど、今のところよさそう。旅を通して語られる彼の思想に共感できる。

サフォン曰く、「読書は個人的な儀式だ、鏡を見るのとおなじで、ぼくらが本のなかに見つけるのは、すでにぼくらの内部にあるものでしかない」。でも、いつまでも心に残る本に出会える機会はそれほど多くはないと思う。これからの人生で素敵な本にどれだけ出合えるのだろうか。