2008年6月9日月曜日

コミュニティバスとは

先日、コミュニティバスに関する調査企画コンペに参加した。30分の説明の後、審査員からの質問があった。最初の質問で審査員が言った言葉が印象深かった。

「あなたにとってのコミュニティバスとは何ですか?」「どうあるべきだと思いますか?」という質問。

企画提案には直接関係なく、あくまで個人的意見でよく、若い人の意見を聞いてみたいだけだ、とのことだったが、突然のことで驚くとともにハッとした。何をどう答えたらよいのか考えながらもこう思った。普段からもっと考えておけばよかった、と。

コミュニティバス論や交通論、都市論などについて、自分の考えを持っているような気がしていたが、実はあまり整理されていないから漠然と自分の考えと思っているだけかもしれない。これからは、考えたことや思いついたことについて、書きとめたり人に話したりして、後で見直して手を加えたりして整理していくことが必要だ。そうして自分の感性を磨いていかないと。

その時は、思いつくままに「地域住民が自分のバス交通という思い入れを持ち、よりよくするための行動が自発的に生まれてくるようなコミュニティバス」と述べた。話しながら、どこかで聞いたような、自分の考えではないような、でも、意外と伝わったんじゃないかという思いが浮かんでいた。明日、結果発表。