2008年8月18日月曜日

富山・金沢

夏休みに富山市と金沢市に行ってきた。

富山は、PORTRAMを見に。半分仕事。ローカル鉄道からライトレール化したPORTRAMは、新しい低床車両だけが見所ではなく、高いサービス水準や低廉な運賃(シルバー割引あり)、フィーダーバスとの乗り換え場所、乗り継ぎ運賃の割引、などなど、すごくよく考えてデザインされた交通システムだと感じた。利用者は沿線の住民が沢山乗っていて、生活交通として便利なんだろうと思う。

でも、生活交通としてのこの路線をLRTにする意味は、少なくとも今の段階では小さいように思った。駅の南側の街中でこそ、便利で気軽に移動できるLRTの魅力は大きいと思う。将来的には、駅の高架化に伴って南側に延伸させるようで、このPORTRAMとまちづくりや都市計画を連携させたコンパクトシティを目指しているのはとても楽しみ。

金沢は、遊び。21世紀美術館は楽しかった。「ロン・ミュエック」展とサイトウ・マコト展:SCENE [0]を見た。サイトウマコトはグラフィックデザインの世界で有名な人らしいけど、ものスゲェかっこよかった。遠くから見ると油絵のようで表情が見えるのに、徐々に近づいて見ると、その顔がアメーバ状に崩れていくように見えた。PATRICK BLANCの壁面植物も見た。

金沢の街は、富山を見た後だからよけいかもしれないけど、とても魅力的だった。夕方から東茶屋街をぶらぶらした。一瞬、時代をさかのぼって当時の歓楽・文化の街を歩いているような、とてもよい雰囲気だった。夜で観光客もそれほど多くなく、建物や道の細部がよく見えなかったから、いかにも作られた景観と感じなかっただけかもしれないが・・・。昼間にもう一度見たかったな。駅への帰り道に歩いた川沿いもステキだった。

近江市場はお盆で休みの店が多かった。

ふらっとバスに乗れなかったのは残念。でも、他にも「まちバス」や、近江市場~香林坊間は路線バスが100円だったりと、面白い交通の取り組みが見られた。