2011年6月15日水曜日

川口市の「生活道路のゾーン規制」

日曜日に川口市の蕨駅「芝地区」に行ってきた。
住宅地内の交通安全対策として、ヨーロッパの「ゾーン30」みたいに面的な交通規制をしている地区。


最高速度30キロ規制 区域ここから。








区域内。

最高速度30キロ規制
 と
自転車専用通行帯
 と
自歩道。

 もりだくさん。





※参考:
川口市/生活道路における最高速度30キロ規制と交通安全対策の実施

2011年6月12日日曜日

新婚旅行②

だいぶたったけど、写真と感じたこととを少しずつランダム書く。

 2011年2月7日(月)~13日(日)の一週間。スペイン・バルセロナ(3日間)とフィンランド・ヘルシンキ(3日間)に行った。

まずは、ヘルシンキの都市・交通状況について感じたこと。
夕暮れ時にヘルシンキに着いたこともあるかも知れないけど、街がすごくきれいだった。

中心部の繁華街やKamppi駅周辺の道路空間は、2/3が歩道 1/3が車道。しかも、全体の1/3しかない車道部分には、2車線ともトラムが走ってお り、歩行者・人間優先(=脱クルマ)の都市づくりとはこういうものかと思った。もちろん、車道部分の幅員が広く自動車交通量の多い道路もあるが、歩行者→ 公共交通→自動車という優先順位は徹底してる。

もう一つ気になったのは、街中を歩いていて道路を横断しようとすると、車が必ず止まって渡らせてくれること。 信号がない横断歩道などで、歩行者が道路を横断しようとすると車が止まる。最初は逆に戸惑ってしまったけど、これは日本の道路交通法にも書かれていることなんだよな。そもそも雪で横断歩道が見えないから、道路上のどこを渡ろうとしても車が止まってくれていた。ヘルシンキの都市計画局のホームページを見ると、中心部では、ほとんどの道路は最高速度が30km/hで、幹線道路ですら40km/hらしい。もう少し詳しく調べてみたい。シェアドスペースとか。


最近読んだ本

アンソニー・フリント著 渡邉泰彦訳「ジェイコブズ対モーゼス ニューヨーク都市計画をめぐる闘い」

ジェイン・ジェイコブズを中心とした、都市開発・再生事業に対する近隣抗争の活動について書かれている。ジェイコブズは、ワシントン・スクエアパークを貫通する道路やローワーマンハッタン・エクスプレスウェイの建設に反対し、道路建設に伴う周辺環境の開発や建物・公園の取り壊し、住民立退きなどによって、生き生きとした多様で魅力的な都市環境が破壊されることを主張。その活動の中で『アメリカ大都市の死と生』が生まれた話や、また、ジェイコブズが近隣抗争に関わる前にジャーナリストとして活動を始めるあたりの話も面白い。
一方で、都市全体の計画には、ジェイコブズとモーゼス双方の視点が必要というのは当然あると思う。

ボブディランが「時代は変わる」を歌う少し以前に、ローワーマンハッタン・エクスプレスウェイへの抗議の曲を書いていたらしい。どんな曲だろうか。
「風に吹かれて」と「時代は変わる」の間で、まだそれほど有名ではなかったボブ・ディランが、 ローワーマンハッタン・エクスプレスウェイへの抗議の歌曲を書き、この地域の美しい調べをもつ街路の名前、ディランシー、ブルーム、マルベリーを挿入してデモ行進で歌えるようにした。
原注を見ると、「cities back from the edge」という本を引用しているから、そこに書かれているのかもしれない。